おてがるPay(おてがるペイ)とは、店舗運営者向けのキャッシュレス決済代行サービスです。
お店をクレジットカード・電子マネー対応にすることができ、必要な手続き・お金周りの処理も一元管理できるサービスとなっています。
おてがるPayの特徴や導入するメリットについて詳しく解説します。
お店をキャッシュレス対応に
おてがるPayを導入すると、店舗でクレジットカードや電子マネーが使えるようになります。
運営するお店のキャッシュレス化を進めたい、という事業者の方におすすめのサービスです。
日本におけるキャッシュレスの普及・カードをよく使う外国人観光客の増加・政府の後押し・東京オリンピックなど、今後もますますキャッシュレス決済の需要が高まることは間違いありません。
おてがるPayではその名の通り「おてがるに」キャッシュレス決済を導入できます。
おてがるPayのメリット
決済代行サービスとして「おてがるPay」を使うメリットは大きく6つあります。
- キャッシュレス契約が一つになる
- キャッシュレス還元事業に対応
- 決済手数料が低い
- 運営会社が大手で安心
- 入金サイクルが月6回
- 分割払いや銀聯に対応
メリット1:キャッシュレス契約が一つになる
おてがるPayは一社で複数の決済サービスに対応しているため、契約先を一つにまとめられる点が大きなメリットです。
契約が簡単に
クレジットカード・電子マネー各社への手続きを一括で代行してくれます。本来は各社と個別に手続きを進める必要があるのですが、おてがるPayに申し込むだけで全ての手続きが完了します。
政府が実施している「キャッシュレス・消費者還元事業」への同時申込みも可能です。
経理業務がシンプルに
どの決済方法で支払われても、おてがるPayからまとめて入金されます。
決済サービスごとの明細整理や経理・会計業務がなくなるため、業務効率化にも繋がります。
問い合わせ先が明確
トラブルや不明点があった際の問い合わせ先が「おてがるPay」に一本化されます。
決済サービスを個別に契約すると、問い合わせ先もバラバラになってしまいますが、その心配はありません。
メリット2:キャッシュレス還元事業に対応
政府が実施しているキャッシュレス・消費者還元事業に対応しています。
おてがるPayに登録するだけで事務局への手続きも完了します。
条件を満たしていれば、期間中の決済手数料が2.16%に軽減される他、キャッシュレス決済で支払ったお客様へ5%ポイント還元が行われます。(費用は政府が負担)
メリット3:決済手数料が低い
決済手数料は、3.24%もしくは3.74%となっており業界内でも最安クラスです。
中小規模の事業者など、条件を満たした場合は政府の補助でさらに安くなります。
Visa / Mastercard | 3.24% |
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上記以外 | 3.74% |
キャッシュレス・消費者還元事業が適用された場合 | 2020年6月末まで一律2.16% |
※電子マネー(Suica等)は2020年9月末まで手数料0円 ※後述
メリット4:運営会社が大手で安心
おてがるPayは、株式会社ジェイエムエス(JMS)によって運営されています。
クレジットカードで有名な、JCB・三菱UFJニコス・UCカードの3社が設立した会社です。
2000年に設立された会社で、2019年時点では20万店舗以上にサービスを提供しています。
カード会社が設立しているため、決済業務の知識やノウハウを多数持っていることも特徴です。
会社名 | 株式会社ジェイエムエス |
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所在地 | 東京都新宿区大久保3-8-2 |
株主 | 株式会社ジェーシービー 三菱UFJニコス株式会社 ユーシーカード株式会社 |
設立 | 2000年6月 |
年間取扱高 | 5,800億円 |
導入店舗数 | 20万店舗以上 |
メリット5:入金サイクルが月6回
売上金の振込は、月2回もしくは月6回です。
月6回の場合は5日ごとに締切→5営業日後に振込となります。
入金までのスピードが早いため、キャッシュフロー(資金繰り)の心配も抑えることができます。
メリット6:分割払いや銀聯に対応
クレジットカードの分割払い・リボ払い・ボーナス払いなどに幅広く対応しています。
また、中国で広く使われており発行数が50億枚を超える銀聯カードもサポート済みです。
キャッシュレス決済19種類に対応
おてがるPayでは、2020年2月時点で19種類のキャッシュレス決済に対応しています。
クレジットカード
世界中の主要なクレジットカードに全て対応しています。
前述の通り、中国でのシェアが9割とも言われる「銀聯カード」に対応済みです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- JCBプレモ
- American Express
- Diners
- Discover
- 銀聯
デビットカードやプリペイドカードなど、Visa・Mastercard・JCBのロゴが付いた各種カードにも対応できます。利用者の多いKyashリアルカード・LINE Payカードが使えます。
電子マネー
交通系ICカード(Suicaなど)だけでなく、iD・QUICPayに対応しています。
Apple Pay・Google Payはもちろん、メルペイiDの支払いも受け付けられます。
- iD
- QUICPay+
- Suica
- PASMO
- ICOCA
- SUGOCA
- toica
- nimoca
- はやかけん
- Apple Pay
- Google Pay
キャンペーンでお得に導入できる
2020年3月末までに契約を完了するとお得なキャンペーンを受けられます。
端末費用0円・JCBギフト3,000円・電子マネー手数料0円など、盛りだくさんです。
端末費用が0円
クレジットカードや電子マネーを使うためには、専用の決済端末が必要です。
キャンペーン中に申し込み、政府の還元制度にも参加した場合は、端末費用が0円になります。
キャッシュレス決済に必要なカードリーダー・プリンターの導入費用が掛かりません。
JCBギフト3,000円
キャンペーン期間中に審査を通過した場合には、JCBギフトカード3,000円が進呈されます。
電子マネー手数料0円
交通系IC(Suicaなど)の電子マネー手数料が2020年9月末まで0円となっています。
通常であれば3.74%の手数料が掛かってくるため、非常にお得なキャンペーンと言えるでしょう。
※開催期間中の手数料が2020年11月に振り込まれることで実質0円となります
キャッシュレス導入のメリット
キャッシュレス決済の導入には、様々なメリットがあります。
決済企業のレポートや調査機関の発表をもとに、それぞれ解説します。
決済時間が短縮される
JCBによると、キャッシュレス化により支払い時間が短縮されるとの調査結果が出ています。
現金を数えたりお釣りをやり取りする必要がなく、スムーズに済むのが特徴です。
電子マネー | 平均8秒 |
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クレジットカード | 平均12秒 |
現金払い | 平均28秒 |
消費者の要望に応える
日本でも徐々にキャッシュレスの利用数が増加しています。
公益財団法人NIRAによると、消費者が「支払時に最も利用したい手段」は以下の通りです。
クレジットカード | 46.8% |
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現金 | 36.0% |
電子マネー | 9.2% |
デビットカード | 2.4% |
おてがるPayを導入することで、クレジットカード・電子マネー・デビットカードにまとめて対応することができます。
客単価が向上する
2019年8月に公開された経済産業省のレポートによると、キャッシュレス決済の導入によって売上・客単価が向上したとのアンケート結果が出ています。
クレジットカード対応店舗の方が現金決済のみ店舗に比べ客単価が高い。(小売業)
普段より単価の高い商品や一品多く注文してくれているため、客単価が上がっている。(飲食業)
キャッシュレス決済は消費者にとって(ポイント還元などで)お得感が強く、業界にもよりますが客単価の向上にも寄与しています。
現金の取り扱いが減る
キャッシュレス化により現金の取り扱いが減るため、現金に関わる業務を軽減できます。
- お釣りの準備
- 売上金の入金
- 手作業によるミス
- 現金を保管するコスト
売上データが記録される
おてがるPayでの売上明細は、Web上から簡単に確認できます。
クレジットカード・電子マネーの売上をまとめて確認できるのも、おてがるPayのメリットです。
紙の明細書と違ってデータの加工もしやすく、各種レジアプリとの連携にも対応しています。
2020年2月時点では、ユビレジ・Okage・スマレジと連携可能です。
おてがるPayの導入方法
おてがるPayの導入は、次の3ステップで完了します。
- 公式サイトから申し込み
- 各カード会社の審査を待つ
- 必要な機材が発送される
1. 公式サイトから申し込み
おてがるPayの公式サイトより申し込みが可能です。
フォームに従って基本情報を登録すると、本登録用のURLがメールで届きます。
必要な情報を入力し、各種書類を提出することでカード会社の審査が始まります。
2. 各カード会社の審査を待つ
加入審査はカード会社ごとに行われますが、およそ1週間〜3週間ほどで完了します。
政府の実施するキャッシュレス・消費者還元事業は、別審査となり約1ヶ月ほどです。
3. 必要な機材が発送される
審査に通過すると、キャッシュレス決済で必要なカードリーダーなどが発送されます。
キャッシュレス・消費者還元事業の審査に通った場合、カードリーダーの費用は掛かりません。
iPadもしくはiPhoneを用意
おてがるPayを利用するためには、iPadもしくはiPhoneが必要となります。
専用アプリをインストールすることで、キャッシュレス決済が可能です。
2020年2月現在、おてがるPayに対応している機種は以下の通りです。
サポート対象はiOS 12〜iOS 13です。古い機種を活用する場合はご注意ください。
iPhone | iPhone 5s、iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR、iPhone Xs、 iPhone Xs Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max |
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iPad | iPad Air、iPad Air2、iPad Air(第3世代)、iPad(第5~第7世代)、iPad mini 2、iPad mini 3、iPad mini 4、iPad mini(第5世代)、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第1~第3世代) |
iPod touch | iPod touch(第6~第7世代) |
対応端末がない場合、登録完了後から使える加盟店向けページからも購入できます。
おてがるPayまとめ
キャッシュレス決済を導入したい店舗運営者・事業者の方におすすめの決済代行サービスです。
- 運営企業が大手なので安心
- 決済手数料が業界最安クラス
- キャッシュレス契約が1つにまとまる
- 政府のキャッシュレス還元事業に対応
- 条件を満たせば初期費用0円で導入可能
- 電子マネー手数料が2020年9月末まで0円