ローソンの実験店舗において、夜間のみ売場が無人となる省人化実験が行われています。
入店には認証が必要なほか、商品の支払いはすべてセルフ決済です。
実験中のローソンでキャッシュレス決済を試したため、実際の写真と共に解説します。
ローソン氷取沢町店で無人営業中
実際に無人営業が行われている場所は、神奈川県横浜市のローソン氷取沢町店です。
深夜時間帯(0時~5時)に限り、売場店員が不在となりレジも閉まります。
- 期間: 2019年8月~半年間
- 時間: 毎日 AM0時~AM5時
- 店舗: ローソン氷取沢町店 [地図]
- 場所: 神奈川県横浜市磯子区
完全無人ではなく、バックヤードには店員が1名勤務しています。
また、5時~24時までの間は通常通りのローソンとして営業中です。
入店には認証が必要
無人営業中は、入店時に認証が必要となります。
認証自体は数秒ほどでスムーズに完了し、特に困ることはありませんでした。
QRコードで認証して入店
ローソンアプリを持っていれば、アプリ内のQRコードで入店できます。
また、近隣住民の方はQRコード印字済みのカードが貰えるそうです。
顔撮影で認証して入店
QRコードを持っていない方は、顔撮影で入店可能となります。
カメラ横のボタンで撮影する仕組みです。
ドアが開いたときに入店?
店内から人が出るときや、他の人が認証した際にはドアが開きます。
開いている間であれば中に入れそうです。
ただし、公式に認められている方法かどうかは分かりません。
きちんと認証をした上での入店を推奨します。
セルフレジで支払い可能
無人営業の時間帯は、セルフレジでの支払いが必要です。
現金はもちろん、ローソンで利用可能な決済方法が使えるほかポイントも付きます。
- 現金
- クレジットカード
- 電子マネー
- 交通系ICカード
- バーコード決済
- ポイント支払い
ローソンスマホレジで決済
自分のスマホがセルフレジになる「ローソンスマホレジ」も利用可能です。
使い方は他の対応店舗と同様で、スマホのカメラでバーコードをスキャンします。
スマホレジに慣れている方は、セルフレジよりもスムーズに決済できます。
酒・タバコは買えない
レジの店員がいないため、年齢確認が必要な商品は購入できません。
ロッピーの支払いや宅配便の発送や受取も不可能です。
同じタイミングでタバコを買いに来たお客さんも居ましたが、買えないと分かるとすぐ近くにあるセブンへと移動してしまいました。
無人営業中は商品やサービスが制限される点に注意しましょう。
なお、取扱い商品を今後増やす可能性もあるとのことです。
無人店舗の防犯対策とは
売場に店員が居ないため、万引き対策などが強化されています。
前述の入店認証に加え、通常より多い30台弱の防犯カメラも設置済みです。
店舗入口にはセコムのロゴが貼っており、警備会社の監視も入っていると思われます。
ガチガチの監視体制ですので、犯罪の抑止に効果がありそうです。
将来的には完全無人化も
現時点では、バックヤード(店舗事務所)に店員が1名勤務しています。
商品補充や困っているお客さんのサポートなどに当たっていました。
入口ゲートやセルフレジに呼出ボタンがあり、困った際は店員さんを呼べます。
なお、将来的には完全無人化も計画されています。
ローソンの無人営業まとめ
- 深夜0時~5時のみ実験中
- 対象はローソン氷取沢町店
- 入店するためには認証が必要
- セルフレジやスマホレジで決済
- 酒・タバコ・ロッピーなどは不可