宮城県塩竈市(しおがまし)で、
地域通貨の「竈コイン」がスタートします。
竈コイン(ガマコイン)は
スマホで使える決済サービスの一つで、
実証実験として1年間提供されます。
塩竃市内にある36店舗が対応し、
今後徐々に拡大していく予定です。
目次
竈コインが使える場所
サービス開始当初は30店舗が対応し、
市内の寿司店・かまぼこ店などの
飲食店が中心となります。
2019年9月5日時点では、
市内の36店舗が対応済みです。
詳細は 竃コイン公式サイト から確認できます。
対応店舗は増加予定とのことですが、
現状では利用場所が限られるため
今後の拡大に期待したいところです。
日本円や外国通貨でチャージ可能
「竈コイン」の大きな特徴は、
日本円だけでなく外国の通貨からも
チャージが可能となっている点です。
空港や駅に設置されている端末
「ポケットチェンジ」を活用することで、
海外通貨にも対応しました。
ポケットチェンジとは、
日本円や海外の現金を入れることで
電子マネーに交換できる機械です。
海外観光客はもちろんのこと、
日本人でも海外旅行で余った現金などを
竈コインに変換して活用できます。
竈コインのチャージ場所は3ヶ所
竈コインへのチャージは、
3ヶ所のポケットチェンジが対応します。
- 仙台駅 びゅうプラザ横
- 本塩釜駅 コンコース
- 仙台空港
対応している通貨は10種類です。
- 日本円
- 米ドル
- ユーロ
- 中国元
- 韓国ウォン
- ※香港ドル
- ※タイバーツ
- ※台湾ドル
- ※シンガポールドル
- ※ベトナムドン
※紙幣のみ対応(硬貨非対応)
余ったコインは Suica に変換可能
竈コインは現金に戻せませんが、
前述のポケットチャージ機を使うことで
残高を Suica に移すことが可能です。
一般的な地域通貨の場合、
短期間しか滞在しない観光客には
使いづらそうなイメージがあります。
Suica に戻せる仕組みとしたことで、
竈コインのサービス内容次第では
観光客の利用にも繋がりそうです。
竈コインは QR コード決済
竈コインはスマホを使った QR 方式です。
以下2つのパターンで支払いを行います。
利用者側が QR コードを提示
利用者が QR コードを提示する方式で、
LINE Pay や PayPay をコンビニで
使うときのイメージに近いです。
ただし、店舗側が
竈コイン専用の「ポケットレジ」を
導入している必要があります。
利用者が QR コードを撮影
店に設置してある QR コードを読み取り、
金額を入力して支払う方式です。
店舗が決済端末を導入していない場合は、
支払い手順が若干増えることになります。
「ポケペイ」のシステムを利用
竈コインの決済サービスは、
ポケットチェンジ社が提供する
「ポケペイ」の仕組みを採用しています。
地域通貨で使われるシステムとしては
他に「MoneyEasy」などが存在しており、
千葉県や岐阜県で採用実績があります。
竈コインの概要まとめ
- 宮城県塩竈市で使える地域通貨
- スマホ決済アプリの QR コード方式
- 現金からのチャージが可能
- 対応店舗は市内の30箇所から