神奈川県が
「キャッシュレス都市宣言」を行い、
今後の取り組みについて発表されました。
税金の LINE Pay 払い対応や、
県内店舗への導入サポート、
住民に向けた啓発などが行われます。
目次
キャッシュレス都市 KANAGAWA宣言
2018年11月に、神奈川県が
キャッシュレス都市宣言を発表しました。
県全体としてキャッシュレスを推進し、
県民生活の利便性向上や
事業者の人手不足解消を目指しています。
主に4つの取り組みが挙げられており、
12月から順次開始される見込みです。
- 税金支払いのキャッシュレス化
- キャッシュレス事業者マッチング
- キャッシュレスの普及啓発
- 新技術の実証フィールド提供
施策の効果次第ではありますが、
神奈川県はキャッシュレスが便利に使える
街となっていきそうですね。
税金を LINE Pay で支払い可能に
まずは 県自身の取り組みとして、
LINE Pay で税金支払いが可能となります。
この取り組みは、先日発表のあった
「地銀ネットワークサービス」の機能を
活用していると推測されます。
LINE Pay で納税できるようになるのは、
以下3つの税金(地方税・県税)で、
2019年の納税分から対応します。
- 自動車税
- 個人事業税 ※法人は対象外
- 不動産取得税
都道府県のレベルで
LINE Pay 納税に対応したのは全国初で、
今後は他の県にも広がっていきそうです。
商店街へのキャッシュレス推進
県自体の取り組み以外に、
街の店舗に向けた施策もあります。
キャッシュレスの普及においては、
商店街や個人経営など小規模店舗への
導入が課題となりがちです。
普及を進めるための取り組みとして、
キャッシュレス事業者と店舗の間を
県が橋渡しするサービスが提供されます。
キャッシュレス普及に向けた広報も
また、キャッシュレスを知らない人や、
高いハードルを感じている人に向けた
広報活動も行われる旨が発表されました。
これらの取り組みにより、
キャッシュレス化が進まなかった
商店街などでも普及が加速しそうです。
⇒【給与の電子マネー支給が可能に】
⇒【お賽銭もキャッシュレス対応に】
最新技術の実証フィールド提供
キャッシュレス事業者向けにも、
神奈川県からの支援が用意されています。
新技術を実験できるエリアが提供され、
事業者との提携も視野にあるそうです。
具体的な提携は未発表の状態ですが、
全国展開前の新サービスを試せるような
機会が増えていくと思われます。
先例としては、
北九州市と pring (QR決済) が行っている
実証実験などが挙げられます。
まとめ
神奈川県において、
キャッシュレス化の推進が始まりました。
県税の LINE Pay 対応、
各店舗への導入促進、
住民に向けた啓発などが行われます。
人口900万人を抱える神奈川県、
日本全体におけるキャッシュレスの
普及にも繋がっていきそうです。