キャッシュレス決済、店舗側のメリットを分かりやすく解説

キャッシュレス決済、店舗側のメリットを分かりやすく解説 キャッシュレスのメリット

キャッシュレス決済の普及によって、
会計時間の短縮や釣り銭不要など
店舗側にも多くのメリットがあります。

店舗観点でのキャッシュレス化について、
7つのポイントを解説します。

会計時間を短縮できる

現金を取り出して数える手間や
お釣りのやり取りが発生しないため、
電子決済の方がスムーズです。

お昼のコンビニや夕方のスーパーなど、
レジが混雑する時間帯では
特に大きな効果があると言えます。

ただし、QR コード決済の一部方式では、
現金と同等以上の時間を要することがあり
電子化=高速 とは必ずしも言えません。

QR決済は他のキャッシュレス決済よりも遅い

レジの締め作業が瞬時に終わる

現金を使うレジでは
レジ内の残高と売上額を照らし合わせ、
レジを締める作業が発生します。

キャッシュレス専用のレジでは
そもそも現金を取り扱わないため、
システムによる自動集計が可能です。

現金と併用するレジの場合でも、
電子決済分はお釣りミスの可能性がなく
レジ締めのズレを予防できます。

お釣り用の小銭準備が不要

小額決済の多い飲食店やコンビニでは、
お釣り用の小銭準備が欠かせません。

銀行で両替する・業者に依頼する手間や、
手配した小銭を保管する場所なども
検討しておく必要があります。

キャッシュレス化が進むと
小銭の消費量が抑えられるため、
釣り銭準備の手間も少なくなるでしょう。

ゲームセンターでキャッシュレス、小銭なしでも遊べる店舗が増加中

売上金を入金する手間も不要

現金を取り扱う実店舗では
多額の現金保管にはリスクが有るため、
銀行や夜間金庫などへ入金しています。

クレジットカードや電子マネーでは
売上金が店舗口座に直接入金されるため、
現金を預け入れる手間が掛かりません。

現金を持ち歩くリスクもないため、
防犯の面でもメリットがあると言えます。

人件費を抑えられる

これまでに挙げてきたメリットは、
すべて時短に繋がってきます。

レジの回転速度が上がり、
開店前・閉店後の作業も短縮されるため、
人手が必要な作業を大幅に削減可能です。

キャッシュレス限定のレストランでは、
店長の事務作業時間が10%以上削減できた
との計測結果も出ています。

ロイヤルホスト・てんやなど、キャッシュレス限定・現金不可の店舗が増加中

現金を持たない人にも販売できる

キャッシュレス決済に対応することで、
持ち歩く現金が少ない人でも
店頭での決済が可能となります。

また、キャッシュレス派の人や
日本円をあまり持ち歩いていない
海外観光客にもアプローチ可能です。

支払い方法の選択肢を増やすことで、
これまでになかった新しい客層を
切り開くことにも繋がります。

還元キャンペーンに便乗できる

LINE Pay・PayPay などのスマホ決済は、
還元キャンペーンを頻繁に開催します。

還元の原資は決済会社が負担しており、
店舗側の負担は特に変わりません。

還元やキャッシュバックを目的として、
訪問客が増える効果も期待できます。

スマホ決済のキャンペーンが乱立する理由:勝者が総取りできるため

スマホ決済の還元キャンペーンが乱立する理由:勝者総取りの争奪戦

決済手数料との天秤

キャッシュレス決済を導入する場合、
決済手数料が懸念点となります。

売上金に対して数%ほどの
決済手数料が引かれてしまうため、
手数料を上回るメリットが必要です。

決済サービス毎に手数料は異なりますが
スマホ決済では低めに抑えられており、
導入する店舗が急増しています。

店舗側のメリットまとめ

  • レジの回転速度が上がる
  • 釣銭準備や現金管理が不要となる
  • 新たな客層にアプローチできる
  • 還元キャンペーンに効果が期待できる