キャッシュレスの普及に伴い、
電子マネーでお賽銭を入れられる
神社やお寺が出てきました。
しかし、お賽銭を電子マネーにすると
ご利益がなさそうだ という声もあります。
実際に調べてみたところ、
お賽銭の手段とご利益の有無には
直接関係が無いことが分かりました。
昔は現金を使っていなかった
日本にも多数ある神社やお寺ですが、
歴史の長い場所であれば
貨幣が生まれる前から存在しています。
昔は、海の幸や山の幸、お米といった
食べ物が奉納されていました。
食べ物の他には、金や銀なども
納められていたと言われています。
時代と共に形式も変化してきた
その後、貨幣や通貨の普及が進み、
お金を使う生活が当たり前になりました。
時代の変化に連れて、
徐々に「物」ではなく「お金」を供える
ようになってきた歴史があります。
あくまでも、神様や仏様に向けた
感謝の気持ちを示す手段の一つであり、
その方法は時代と共に変化しています。
日本でもキャッシュレスが普及中
現代の日本においては、
現金以外の決済手段も広がり始めました。
今後のキャッシュレス化の状況次第では、
現金の流通が減ることも考えられます。
食べ物からお賽銭に変化したように、
お賽銭の形式がまた変わる可能性も
十分に有り得ると言えるでしょう。
⇒【キャッシュレス決済の種類とは?】
⇒【海外のキャッシュレス普及状況】
現金のお賽銭がまだまだ主流
東京の愛宕神社では、
初詣に限り電子お賽銭が可能です。
しかし、実際には現金が圧倒的多数で、
楽天 Edy や楽天ペイの使用率は
わずか1%前後にとどまっています。
キャッシュレスを多用している私自身も、
お賽銭の電子マネー払いには
まだ何となくの違和感があります。
また、5円玉や50円玉をチャリンと入れて
「ご縁がありますように」と
願いたい人も多いと思います。
キャッシュレスの選択肢も
徐々に広がるキャッシュレス化ですが、
お賽銭で主流となるのは
まだまだ先の話となりそうです。
選択肢が増えたという面では良いことで、
自身の好みに合わせて選択することが
大事であると言えるでしょう。
電子お賽銭のまとめ
電子マネーでお賽銭を入れたとしても、
ご利益の有無には影響がありません。
あくまでも神社・お寺に対する
感謝の気持ちを表す手段に過ぎません。
現金でないといけない決まりはなく、
今後必ず電子マネーにしないといけない
わけでもありません。
どちらにしても、今後は少しずつ
電子お賽銭の対応が増えていきそうです。