お賽銭をキャッシュレスで、電子マネーに対応した神社も登場

日本のキャッシュレス推進

お賽銭の電子マネー払いに対応した
神社やお寺が登場しています。

東京や千葉、栃木などで広がりつつあり、
現金を持たずに参拝が可能となりました。

徐々に広がりつつある
神社仏閣のキャッシュレス化について、
2019年時点の状況を解説します。

電子マネーお賽銭のメリット

現金ではなく電子マネーにすることで、
小銭の用意が不要となります。

納めたい金額の小銭が無かったとしても、
電子マネーであれば問題ありません。

また、お賽銭に使った金額は
電子マネーの履歴に記録も残ります。

神社側のメリットも

お賽銭を受け取る神社仏閣側としては、
賽銭箱に必要な広いスペースが要らず、
賽銭泥棒の心配もなくなります。

それでも、お賽銭については
現金の時代が当分続くと思われます。

現金をメインとしつつも、少しずつ
キャッシュレスの流れが出てきそうです。

⇒【停電や通信障害で支払えなくなる?
⇒【スポーツ観戦もキャッシュレスへ

お賽銭の支払いかた

東京都の愛宕神社では、
初詣に限り電子マネーが利用可能です。

お賽銭の場合は通常の決済と異なり、
次のような手順で納めることとなります。

楽天ペイでお賽銭

  • 楽天ペイアプリを起動する
  • QR コードを読み取る
  • アプリ内で金額を指定して支払う

楽天 Edy でお賽銭

  • 備え付きのテンキーで金額を入力する
  • Edy を読み取り部にタッチする

現金でのお賽銭と同様に
自分の好きな金額を決めることが可能です。

⇒【Jコインは銀行発の電子通貨
⇒【スマホで使えるキャッシュレス決済

キャッシュレス決済対応の神社

お賽銭や拝観料をキャッシュレスで払える
神社仏閣は、現時点で以下の通りです。

愛宕神社(東京都)

初詣シーズンに限定されるものの、
楽天ペイや Edy でのお賽銭が可能です。

日光二荒山神社(栃木県)

世界遺産としても有名な神社です。
Alipay と WeChat Pay に対応しており、
中国人参拝者がお賽銭に利用しています。

平等寺(徳島県)

2018年12月25日より、
Amazon Pay と d払い に対応しました。

寺のタブレットに金額を入力し、
自分のスマホで QR を写して支払います。

木更津市

千葉県木更津市で使われている地域通貨
「アクアコイン」でのお賽銭が可能です。

東祥寺(千葉県)

QRコード決済のタブレットにて、
Amazon Pay・d払い・pring
WeChat Pay などに対応しています。

日光東照宮(栃木県)

交通系電子マネーが使えます。
Suica や ICOCA などで
拝観料の支払いが可能です。

日光山輪王寺(栃木県)

交通系電子マネーや、クレジットカードで
拝観料を支払うことができます。

粉河寺(和歌山県)

PayPay を使ったお賽銭が可能です。
100円・300円・500円・1000円の
金額別に QR コードが用意されています。

⇒【木更津限定のQR決済 アクアコイン
⇒【キャッシュレス限定の店舗が増加中

お賽銭電子マネーのまとめ

お賽銭の電子マネー払いに対応した
神社やお寺が登場しています。

特に、外国人観光客の多い栃木県では、
拝観料をキャッシュレスで支払えます。

現金が主流の時代はまだ続きそうですが、
神社やお寺においても、
電子決済が徐々に広がっていきそうです。