スポーツ観戦もキャッシュレスへ、現金不可のスタジアムが登場

スポーツ観戦もキャッシュレスへ、現金不可のスタジアムが登場 日本のキャッシュレス推進

スポーツ観戦やスタジアムにも、
完全キャッシュレス化の波が来ています。

北海道のバレーボールチーム、
楽天のプロサッカーチーム、
楽天のプロ野球チーム等が導入予定です。

今回は、スポーツ観戦時における
キャッシュレス化について解説します。

⇒【福岡に現金不可ドラッグストアが登場
⇒【プロントのキャッシュレス店が登場

スポーツ観戦のキャッシュレス化

スポーツ観戦のキャッシュレス化により、
現金使用不可のスタジアムが登場します。

不便となるようにも見えますが、
次のようなメリットが期待できます。

  • 決済時間の高速化
  • レジ待ち時間の短縮

 
グッズ購入時に長い待ち行列ができたり
飲み物を買うために並んだりと行った、
物品購入がスムーズになりそうです。

 
一方で、電子決済に不慣れな方や、
電子マネーを持っていない人に向けた
対応策にも注目していきましょう。

では、各チームの取り組みを紹介します。

⇒【自販機がクレジットカード対応に

ヴォレアス北海道

「ヴォレアス北海道」は、
北海道のプロバレーボールチームです。

2019年1月のホーム戦から
キャッシュレス対応が開始され、
物販や飲食は現金払い不可となります。

 
オリジナルのプリペイドカード、もしくは
クレジットカードでの決済が可能です。

専用プリペイドカードは、
初回の試合日のみ無料配布されます。
次回以降は300円での購入が必要です。

 
独自のプリペイドカードとした背景には、
地域の電子マネーの普及率が低いといった
要因が考えられます。

チーム専用デザインのカードを用意し、
電子マネーに不慣れな方でも親しみやすく
する狙いがあると言えるでしょう。

 
今後はチケット電子化の推進や、
地域の IT 普及率向上に向けた施策などに
取り組んでいくと発表されています。

⇒【スマホ決済が乱立するのはなぜ?

東北楽天ゴールデンイーグルス

プロ野球チームの「楽天イーグルス」は、
ホーム球場で現金が使用不可となります。

球場の「楽天生命パーク宮城」では、
楽天ペイ、楽天 Edy、クレジットカード、
楽天ポイントでの決済に対応予定です。

キャッシュレスに不安を感じる人向けに
専用のサポートデスクを設置予定で、
球場内の5箇所に窓口が設けられます。

Edy の小銭チャージが可能に

主に子供のファンに向けた施策として、
Edy カードの無料配布が行われます。

Edy チャージ機が増設される他、
これまでにはなかった小銭チャージ機を
新たに設置すると発表されました。

⇒【お賽銭もキャッシュレス対応に

ヴィッセル神戸

プロサッカーの「ヴィッセル神戸」は、
2019年シーズン以降の主催試合において
完全キャッシュレス化となります。

上記の楽天イーグルスと同様に、
楽天ペイ・楽天 Edy・クレジットカード・
楽天ポイントでの決済が可能です。

 
キャッシュレスのサポートデスクは、
スタジアム内の2箇所に新設されます。

こちらも Edy の配布が予定されており、
対象会員や中学生以下の人であれば
専用デザインの Edy が無料で貰えます。

また、楽天ペイ専用キャンペーンとして、
ドリンク・グッズの割引も発表されました。

⇒【通信障害で QR 決済が利用不可に

スポーツ観戦のキャッシュレスまとめ

スポーツ観戦のキャッシュレス化について
3チームの取り組みを紹介しました。

楽天のスポーツ2チームでは、
電子マネーに馴染みの無い層に向けた
手厚いサポートが用意されています。

キャッシュレスの普及次第では、
今後他のスタジアムにも同じ流れが
広がっていくこととなりそうです。

⇒【スマホで使えるバンドルカードとは
⇒【スマホ決済が乱立するのはなぜ?
⇒【神奈川県がキャッシュレス都市宣言
⇒【ゲーセンの電子マネー対応が加速中