Jコインは銀行が発行する電子通貨、個人間送金にも対応

日本のキャッシュレス推進

Jコインとは、
みずほ銀行が発行予定の電子通貨です。

みずほ銀行のほかにも、日本各地から
60の地方銀行が参加を予定しています。

 
銀行口座と入出金や個人間送金が無料で、
決済手数料も低く設定される見込みです。

2019年3月から開始予定の通貨について、
現時点で判明している情報を解説します。

【2019/02/20 追記】
正式には「J-Coin Pay」として
サービスが発表されました。
銀行発のスマホ決済 J-Coin Pay
J-Coin Pay 個人間送金の魅力

Jコインとは

Jコインは、1コイン=1円として使える
電子通貨で、みずほ FG が発行予定です。

無料で使える個人間送金の機能や、
低い決済手数料が特徴とされています。

 
Jコインはあくまでも仮称であり、
正式なブランド名は2019年に決定します。

(追記: Jコインペイに決定しました)

銀行が提供するサービスのため、
銀行口座との連携がスムーズとなっており
入出金も手数料無料となる見込みです。

⇒【給与の電子マネー支給が可能に

ブロックチェーンとは関係ない

「Jコイン」という名称もあってか、
ビットコインと同様のブロックチェーンが
活用されるとの声が出ています。

しかし、現段階の報道を見る限りでは、
LINE Pay など既存のスマホ決済に
近い方式になるものと想定されます。

 
いずれにしても、
公式に発表された内容ではありません。

正確な仕組みについては、みずほ FG の
サービス発表を待つ必要がありそうです。

決済時には QR コードを使用

Jコインは、スマホアプリを使用して
QR コードで決済を行う方式です。

店舗への導入ハードルが低いため、
PayPay のように導入店舗が一気に広がる
可能性も秘めています。

 
一方で、QR 方式には「決済が遅い」という
デメリットもあります。

なるべくスムーズに支払えるような
スマホアプリの作り込みにも期待です。

⇒【QRコード決済は支払いスピードが遅い

無料で個人間の送金が可能

銀行口座からの入金や出金は無料、
個人間での送金も無料となります。

個人間送金が可能なサービスは
すでに複数存在していますが、
Jコインも新たな選択肢となりそうです。

 
従来の銀行振込と違い、
無料で瞬時に送金できるのが魅力ですが、
利用者がいないことには始まりません。

⇒【個人間送金アプリ3つの特徴を解説

普及するかどうかは不透明

Jコインは2019年3月開始予定で、
決済方式としては後発となります。

すでに様々な決済サービスが乱立する中で
どこまで存在感を示すことができるか、
その手腕にも注目しましょう。

 
今の日本におけるスマホ決済では、
情報感度の高い一部の人だけが
活用している状況と言えます。

一方で、Jコインの強みとなりそうなのが、
60行以上におよぶ地方銀行の存在です。

 
銀行の窓口を訪れる人々や、
地銀と取引がある地元の店舗にも、
銀行側から直接アプローチができます。

決済手数料の面でもメリットがあるため、
これまでキャッシュレスに消極的だった
個人店などが導入する可能性もあります。

⇒【キャッシュレス限定の店舗が増加中

Jコインのまとめ

  • みずほが発行する電子通貨です
  • 地方銀行が数多く参加しています
  • 決済や個人間送金に使えます
  • Jコインペイとして提供されます